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鹿角霊芝(ろっかくれいし)

鹿角霊芝は、霊芝の成長期を特殊な栽培技術で長引かせて収穫したもので、牡鹿の角のような形をした霊芝です。その艶やかな色合いも勇壮な牡鹿の角を思い起こさせるが、若い鹿の角は、古くから漢方では「鹿茸(ロクジョウ)」の名前で滋養強壮剤に用いられてきた貴重品です。鹿角霊芝も鹿茸(ロクジョウ)に匹敵する若さのエネルギーを内在させる若々しいキノコです。

栽培用の台木や培養基から顔を出した霊芝は、最初は棒状にすくすく伸びていくが、やがて頭部が膨らみ、傘状に広がります。これは繁殖の為の胞子を傘の裏側に宿す準備であり、言い換えれば一世代の終わりがきたことを示しており、乾生の時期を迎えた分、育ち盛りの勢いに陰りが見え始めた時期であるともいえます。やがて霊芝は、普通は傘を開いて”熟年期”に入ってしまうが新たに工夫された特殊な栽培技術を駆使すると、傘を開くまでの成長期を大幅に延長することができます。こうして、霊芝の成長エネルギーにあふれた状態で収穫したものが鹿角霊芝です。

漢方の世界では歴史が古く、臨床報告例も多い霊芝は早くから薬理研究の対象とされ、日本や中国、近年ではアメリカも加わって多くの研究が行われ、それによって例えば、多糖類のβ-Dグルカン、苦味成分トリペルペノイド系のガノデリン酸U〜Z、タンパク多糖、ガノデランA〜C、ペプチドグリカンなど、特別な作用を見せる薬効成分が順次明らかにされています。

熟成した霊芝と、若々しさを秘めた鹿角霊芝。薬用キノコとしての働きはほぼ共通していると考えられるが、両者それぞれの独特の持ち味があることも興味深いところである。

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