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一般的に3日以上便の出ない状態を便秘といいます。通常便の7から8割が水分で残りが腸内細菌や食物繊維、食べ物の残りかす、剥がれ落ちた腸内膜の細胞からなります。便によって大腸が刺激を受けると大腸の蠕動運動が活発になりスムーズに便が出ますが便の量が少ないと大腸壁が刺激を受けない為運動が起こりにくくなります。これが厳秘の原因です。食物繊維が便秘にいいというのは食物繊維には水分を保ち便の量をふやす働きがあるからです。また排便を我慢していると直腸が鈍感になり便秘になってしまうケースもあります。こうして便秘の状態が続くと便の水分がさらに大腸で吸収されますます排便しにくくなるという悪循環に陥ってしまいます。
起床時にコップ一杯の水を飲むと胃結腸反射を起こして朝の排便を促してくれます。また運動などで腸の蠕動運動を促すことも必要です。食事面では食物繊維を多くとることが重要です。水溶性の食物繊維と難溶性食物繊維の両方をとると効果的です。また乳酸菌とその餌になるオリゴ糖を摂取し善玉の腸内細菌を増やして腸の健康を保つことも重要です。