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ヤマブシタケ

ヤマブシタケはハリタケ科のキノコで子実体は傘型ではなく、白兎が長い房をたらしてうずくまったような珍しい形をしており、兎茸、針千本などの別名があります。夏から秋にかけて針状の突起が房のように固まって、ブナ、水楢、小楢などに垂れ下がって生えます。大きさは5から10cmくらいで、内部がやわらかいスポンジ状になっています。色は白色から黄褐色へと変化していきます。漢方ではその乾燥物を虚弱、消化不良、神経衰弱、胃潰瘍などに用いてきましたが近年、安定した人工栽培方が確立されたことから改めて本格的検証が行われ、有効成分の分析を始め、すぐれた抗がん作用を示す詳細な研究も学会で発表されるようになりました。それによると@ヤマブシタケ子実体を予備処理の後熱水抽出して乾燥粉末を得る。Aその乾燥粉末にイヌリンを添加したもの、Bさらにこれにキトサンを加えたもの、の3種類の試料をザルコーマ180固型ガンを移植したマウスに対し、経口投与、腹腔内投与(注射)の方法がとられた。その結果、腫瘍増殖抑制率は、@の経口投与(500mg/kg)で51.8%、腹腔内投与(100mg/kg)で63%、Aの経口投与で54.8%、Bの経口投与で59%という、ヤマブシタケの大きな可能性を示す成績を得ています。この他、ヤマブシタケの成分に神経成長因子合成促進物質が見つけられており、アルツハイマー型痴呆症の改善に効果を示すことも期待されています。

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