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DPA(ドコサペンタエン酸)とはアザラシやクジラなどの海洋哺乳類の脂質に多く含まれる多価不飽和脂肪酸です。多価不飽和脂肪酸は水素との二重結合が構造上どの位置にあるかによりn-6系とn-3系に分類され、n-6系にはリノール酸系のベニバナ油、コーン油などがあります。またn-3系にはα-リノレン酸系の魚油(EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸))、シソ油などがあります。 n-3系脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、すでに心血管系疾患や動脈硬化、脳機能の改善に優れた作用を示すことが良く知られていますが、DPA(ドコサペンタエン酸)もこれらと同系で、最近の研究ではEPA(エイコサペンタエン酸)の10分の1の量でEPA(エイコサペンタエン酸)と同等以上の効果が認められるということが報告されています。 また、DPA(ドコサペンタエン酸)はアザラシなど海獣(英語でSeal)と呼ばれる哺乳類の脂質に多く含まれ、魚には少ししか含まれていません。