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霊芝はサルノコシカケ科の薬用キノコで、和名はマンネンタケですが、一般には霊芝(中国名)として知られています。温帯性で、天然物は初夏から夏にかけ雑木林や果樹園の広葉樹の切り株、立ち枯れ、埋もれ木などに生えます。古木10万本に2〜3本しか採取できないという希少品種で、めったに人目に触れることはありませんでした。
古代中国では、宮中に霊芝が生じると「天下泰平のしるしとして、祝賀を催した」と伝えられています。傘の形は不規則ですが一般に円形または腎臓形で、大きなものは直径15cm以上にもなり、表面はニス様の光沢があって同心状の環紋が入り、裏面は黄色ないしは白色のエナメル様を呈します。柄は1から2cmで曲がり、長さ15cmほどになるのが普通です。肉はコルク質で固く、強い苦味があり、もっぱら薬用とされます。
日本でも霊芝の研究は盛んで、特に人工栽培では1937年から京都大学で始まりその後研究を重ねた結果、71年に同大学にて世界ではじめて霊芝の量産に成功いたしました。それとあいまって薬理研究も活発化し多くの臨床例、治験例が報告されるようになりました。
霊芝の効用の一つとして、お血と血栓を駆除することがあげられます。お血とは、古血、つまり血の流れが悪くなり、滞ってしまうことを言います。血栓は、血管の中に血液の固まりなどが詰まることで、それによって血液の循環を止めてしまうことにつながります。各種の生活習慣病を始め、現代病といわれる多くは、このお血や血栓が原因となって起こるケースが多い。例えば、自律神経失調症、更年期障害、腰痛、痔、便秘、頭痛、慢性肝炎、肩こり、イライラ、不眠、歯槽膿漏など多数に及び、現代人が悩む病気はほとんど含まれています。
霊芝はこのような病変に対して、@高血圧を改善する、A低血圧の人の血圧を高める、B動脈硬化の予防作用がある、 C高脂血症を改善する、D降圧剤の副作用を軽くする、E老化を防止する、F新薬と併用して降圧効果を高める、などの働きを持っています。
霊芝の薬効成分としてはβ‐D‐グルカンに強い抗腫瘍作用があるほか、食物繊維のヘミセルロースにも抗腫瘍作用がある。また、培養菌糸体から分離したトリテルペノイド類のガノデリン酸は肝がんに対して細胞毒性をしめします。塩基成分のアデノシン、グアノシンなどヌクレオシドには、血小板凝集を抑制する作用がある。多糖タンパク質複合体のガノデランB、Cに強い血糖降下作用が、ペプチドグリカンには穏やかな血圧降下作用があります。また霊芝の子実体にある苦み成分テルペノイドについては、抗アレルギー作用、抗ヒスタミン作用、抗男性ホルモン作用、血圧降下作用に関する研究があります。