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ラクトフェリン

ラクトフェリンは鉄結合性糖タンパク質で、乳汁のほか唾液や涙、血清中にも含まれる。腸管内でも合成される。人乳には牛乳の約10倍のラクトフェリンが含まれています。抗菌作用、腸内でビフィズス菌の増殖を促して大腸菌など有害菌の繁殖を抑える効果、炎症を抑制する効果、免疫系のバランスを調える作用などが明らかになっています。ラクトフェリンは抵抗力の弱い乳児を最近やウィルスから防御する役割をしています。そのため、最も多く含まれているのは初乳(出産後3日以内の母乳)です。しかし、その生理作用は成人にも有効です。これまでの研究では@抗炎症作用、A免疫調節作用、B抗菌作用、C抗がん作用のあるほか、C型肝炎ウィルス、ネコヘルペスウィルス、単純ヘルペスウィルス、ロタウィルス、ポリオウィルスに対して有効であることが報告されています。

また、抗がん作用では、経口投与したウシラクトフェリンがラットのアゾキシメタン誘発大腸ガンの発生を抑制した、家族性大腸線腫症モデルマウスにおいてラクトフェリンが遺伝性のがん予防に有効である可能性を示した、多臓器発ガンモデル(ラット)や肺への転移モデル(マウス)でも発ガンを抑制したなどといった報告があります。ラクトフェリンの抗がん作用については胸腺由来T細胞欠乏ヌードマウスではガン抑制効果がないことから、細胞性免疫が関与している可能性が指摘されています。

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